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【忙しい人必見!】練習のペース

上達するにはどの位のペースで練習したらいいでしょうか?という質問をよく受けます。

今回は上達というものが何か考えながら、皆さんと一緒に見ていきたいと思います。

 

上達以前に大切なのは

上達とは、知識が増えて、演奏力があがる事ですね。 だから当然

知識は増える前に減らないようにしなきゃいけません。でないと増やせませんよね。

演奏力はあがる前に下がらないようにしなきゃいけません。でないとあがりませんよね。

 

どうするべきか?早い段階で復習してください。その日学んだ事はその日の内に復習します。

そしてその次の日にもう一度復習してください。時間は少しすくなくても結構です。そして1週間後にもう一度復習してください。

 

毎週レッスンに通う事が出来る人は大丈夫と思いますが、そうでない方はスケジュール表かToDoリストにでも書いて忘れないようにします。

更に一月後に復習すると大分身に付けられるはずです。

 

人間の記憶は時間が経つほど忘れやすくなるという事実があります。研究でも分かっています。

 

何年ギターをやっていてうまくならない人

ちょっとドキッとさせてしまった方がいたら、ごめんなさい。けど、上達するヒントが欲しいと思ってこの記事を読んでくださっていると思うので、正直に書きます。

何年やってもギターがうまくならない人。これは何かを学んでもすぐに忘れる為です。コツコツ独学できる人でないと上達しないのはこの為です。

自分が好きな事、出来る事だけの練習が中々上達に結びつかないのもそこに新しい学習がないからなんです。

多分、私はこれを読んでる皆さんよりも無駄な時間を過ごしたと思っています。だからこそ書いているんです。

 

実は結論は別にあります

きっと皆さんは学校や勉学、お仕事や家事の事でお忙しいかと思います。その隙間の時間でギターの上達をしようとされている訳ですから素晴らしいと思います。

お仕事を退職された方々もようやく落ち着いてギターが弾けるようになったのですから、マイペースに楽しんで上達されたい方も多いと思います。これも素晴らしいと思います。

 

私は練習というのは強制的であってはいけないと考えています。

理由はギターや音楽まで嫌いになる可能性があるらです。

プロになりたいという人は別ですが、ほとんどの方はそうではないので強制的に取り組む必要はありません。

能動的でこそギターは上達します。

 

私は中学高校生の時にロックギターの音を聞いた時の興奮を今でも忘れられません。別に練習しなくちゃ…とは思っていませんでした。

自然に好きだから、もっともっと上達したいと思いました。

どうすればそうなれるんだろう? それを考える方が圧倒的に上達に結びつきます。

 

復習しなくちゃ ではなく、 勝手に復習してる これが最強です。

練習のペースを決めるよりも、いつでもギターに触っていたい。そんな気持ちを忘れないでいましょう。

 

楽器をぴかぴかに磨いたり、バンドを組んだり、好きなギタリストを見つけたり… そんな工夫をするための努力の方が最善です。

 

本日の締め

・上達以前に知識が減らないように、技術が下がらないように気をつけましょう

・練習しなくちゃ から 勝手に練習してる が最強です

・いつでもギターに触っていたい気持ちを大切に

 

BLOG, 【F】忙しいギタリスト向け

2018.9.2

【上級者向け】滑らかにローからハイポジションへ移動するには?その3

あれ… いつの間にローポジションからハイポジションに行ったんだ!?の下りは、

滑らかにローからハイポジションへ移動するには?その1

滑らかにローからハイポジションへ移動するには?その2

でもお話しました。今回は、いよいよ上級編です。

お断りですが、上級者といってもギターには色んなスタイルがあるため今回は私が説明するのに仕組みが最もシンプルと考えている方法を紹介します。

このアイデアは現代的なアドリブを得意とするギタリストがよく使用するアイデアです。シンプルなアイデアですが、演奏の難易度は少し高めです。スムーズに斜めに動いていきましょう。

 

システムを変える

システムってどういう事?

これは例えばメジャースケールであれば弦一本につき3音を演奏する。ペンタトニックスケールであれば弦一本につき2音を演奏する。

こういった規則の事を指します。

 

システムを変えると書きましたが、システムを拡張すると言った方が良いでしょう。

 

メジャースケールの場合

メジャースケールの3ノート・パー・ストリング・スケールを、4ノート・パー・ストリング(弦1本につき4音を演奏)に変更します。

 

ドレミファは6弦で、ソラシドは5弦で、レミファソは4弦で…といった具合に、最後の1弦まで全部弾いてみて下さい。

ほら、斜めに動いたでしょ?

 

ペンタトニックスケールの場合

ペンタトニックスケールだったら、基本が2ノートパーストリングですから、これを3ノートに変更します。

1つの弦に3つ音を弾きます。

いかがですか?これも斜めに動けましたよね。

 

問題は演奏性

問題は演奏性です。フィンガリングの難易度が結構上がります。

そこで初めの2音にスライドなどを入れたりすれば、大分演奏性も上がるでしょう。

 

これで、メジャースケールもペンタトニックスケールも、かなり「斜めの動き」になります。

 

スケールシステムの拡張により、これまで知ったスケールの形がビジュアル的にとらえにくくなりますので、

3ノートのスケールポジションや、モードスケールを完全に把握できていない中級者の方は、まだ取り組まないようにしましょう。 (その状態でやってしまうと、音を間違えまくって逆にヘタになるので注意してください。)

 

本日の締め

・スケールシステムの拡張で滑らかにローからハイポジションへ移動します

・メジャースケールは一つの弦で4音に。ペンタトニックスケールは一つの弦を3音に変えてみましょう

・演奏性をよくするために左手と右手の工夫が必要です。

 

 

BLOG, 【C】ギター上級者

2018.9.1

1曲の中にあるスケールって1種類だけ?その1

先日こんな質問を頂きました。”1曲の中に使われているスケールは1つだけですか?”

音楽理論を学び始めた生徒さんからの質問です。たしかに気になりますよね、どうなんだろう?

 

結論から言うと

1種類とは限りません。曲によります。つまり色んなケースがあるのです。

曲にはキーというものがあります。こちらの記事に書きました。そこで以下を見て下さい。

 

転調

1曲の中でいくつかのキーに変わる事があります。

これを転調(トランスポジション)と言います。

 

例えば曲の前半では C メジャースケールでメロディができていますが、

後半では C#メジャースケールになったとします。

この場合はC→C#に転調しています。

 

しかし質問はこうでした

 

”転調してない曲でいくつかのスケールが使われていることはありますか?”

 

なるほど…

これも正解は曲によります。

 

どういう事?

その理由を見ていきましょう。

 

どういうことか説明します

転調していないのだったら、、キーはひとつでしょ?

じゃあそのキーのメジャースケールだけじゃないの?

と、こう疑問に思われるでしょう。しかし、そうではない事もあるんです。

 

ダイアトニックコード

ドレミファソラシドの音だけを使って構成されている和音の事をダイアトニックコードといいます。

以下のコードをご覧ください。キーCのダイアトニックコードです。

CMaj7 Dm7 Em7 FMaj7 G 7 Am7 Bm7b5

 

ドレミ~の音だけで出来ているわけだから、当然Cメジャースケールが使えるはずですよね?

しかし、Cメジャースケール以外のスケールになることがあるんです。

 

たとえばこんな音使いをすると

ここでこんな音使いをする事ができます。 ミ ソ ラ シ レ
この音でメロディーが出来ていたとします。 ん? ドとファがないけど…これはCメジャースケールの音だ!と分かりますね。

 

しかし同時にこのスケールは、Eマイナーペンタトニックスケールとも呼ばれているんです。

 

何が言いたいかというと、Cメジャースケールを使っていても、組み合わせによって名前が変わるスケールになる事もあるんです。

単にドとファがないCメジャースケールとも言えるし、意図的にEマイナーペンタトニックスケールを使っているという場合もあります。

 

いや、一緒じゃないですか?と思うかもしれませんが、

音楽では上級的なアプローチとして あるコードの上で違ったコードやスケールを演奏する というアイデアを使用する事がよくあります。

これにより、ユニークなサウンドを得る事が出来るんです。アプローチの仕方がたくさんあるため、一度に全ての解説はできません。

 

他のケース

上記以外の例については、また別の記事に書こうと思います。

 

本日の締め

・1曲の中に使われているスケールは1つだけとは限りません

・Cメジャースケールの音を使っていても、名前が変わるスケールがあります。

 

BLOG, 【A】ギター初級者, 【B】ギター中級者

2018.8.31

耳コピってどうやるの?

こちらもよく聞く質問の上位に入る質問ですね。楽譜がない曲は自分で音を探すしかありませんもんね

どうやったら耳コピなんて出来るんだろう?分からない…

そうですよね。今日はいくつかの方法を紹介しますので、自分に合いそうだなぁ~というのをピックアップしてやってみてください。

 

耳コピってこんな事

まずここではギタリストに焦点を当ててお話します。そして弾きたい曲の楽譜がないといった方を対象にした記事です。

 

耳コピは知識・経験が付くほど速く楽に出来るようになります。どんな知識かというと音楽理論です。

そしてどんな経験かといえば、今まで演奏した曲の数や、弾いたフレーズの数などが多いほど耳コピも早くなります。

 

耳コピの早い人は知識と経験を便りにしているから、早くできるんです。そしてその人達はおそらくこんな記事は読んでいないと思います。

一方、あまり経験のない方(恐らくヒントを得たい読者の皆さんの多くかと思います)は便りにするものが少ない、または全く何もない状態なので時間がかかってしまうのではないかと思います。

この記事を読んだらきっとヒントが見つかると思いますよ。頑張って読んでくださいね。

 

どんな作業?

どんな事をやっているかというと、作業順序の差はありますが大きな流れとしては、

例)

1 曲を聞いて曲の構成を調べます。(イントロの次はAメロ、次はBメロ…など)

2 ベースやピアノ、ギターの音を聞いてコードを判断します。

3 ギターパートのコピーであれば、バッキングやフレーズの音をとります。

 

実際に私も楽譜などを採譜する際この耳コピの手順が多いです。

はじめは耳コピしやすそうなシンプルな曲を選ぶのをお勧めします。

 

まず知っておきたい!3つの知識

あらかじめ知っておくと、耳コピにすごく便利な知識があります。

 

それは ①キー ②ダイアトニックコード ③メジャースケール の3つです。

 

①キー

曲のキーを判断する事で、何が何だかわからないような状況でも、これを使ってる可能性が高いよね~っていう選択肢を絞って見つけることが出来ます。

 

②ダイアトニックコード

①で話した選択肢となるコードの事です。スケールの音から出来た7つのコードです。

キーが分かれば、この中から選べば当たる事が多いでしょう。

例外も頻繁にあります。音楽理論的な解説をここで全てするのは不可能ですから、ざっくり当たる確率が多い、と考えて下さい。

 

③メジャースケール

メロディあるいはフレーズなどを耳コピする時に、知っていると音を拾いやすくなるでしょう。

 

あると便利なもの

スロー再生できるオーディオ装置、またはパソコン上でのオーディオ編集ソフトウェア、スマートフォンのアプリなどが良いでしょう。

元のテンポだと速くて聞き取れないというケースでも、ゆっくり聞き返す事で音が取りやすくなります。

「耳コピ」「オーディオ」「ソフト」などと検索してみれば色々出てきますよ。

 

最初の1音が大切

やりたいけど出来ない…と悩んでいても耳コピは出来ませんよね…。はじめから知識や経験がある人なんて誰もいないんです。

先ほど述べた、①キーに関しての知識 ②ダイアトニックコード ③メジャースケールこの3つをマスターしていなくても構いません。

弾きたい曲があるならコードの中の1音でも拾って探し出しましょう。続けて2音目を探してください。

 

1音目は比較的聞き取りやすいと思いますが、2つ目は聞き取りにくいかもしれません。

でもその1音が入っている、コードをたくさん弾いてみたら「あ!これだ!」というの見つかるかもしれません。

もしくはベースの音が聞こえてくるかもしれません。そうすればコードの音取りは少しでも進みます。

 

大事なのは、はじめの1音を拾う事。そして2音目を探す事です。

あとはそのまま継続していってください。

 

本日の締め

・耳コピの作業には 曲構成、コード、フレーズなどがあります。

・キー、ダイアトニックコード、メジャースケールなどを知ると耳コピは早く進みます。

・はじめの1音をとり、2音目をとり、継続して音をとる。

 

BLOG, 【A】ギター初級者, 【B】ギター中級者

2018.8.30

【初心者必見!】綺麗な指使いとは?

ギターって中々きれいな音が出にくい…ビギナーの方が持つ最も多い疑問のひとつです。

しかし心配無用!綺麗な指使いについて知れば、皆さんかなり改善されます。

この記事が読めた初心者さんはラッキーです。是非概要を理解して身に付けてください。

指使いの事をフィンガリングと呼びます。

 

音がなりにくい理由…

楽器の構造に理由があります。

1フレットといっても結構幅広いですよね?これのどこを押さえても良いという訳ではないんです。

 

押さえるべき場所はどこ?

スイートスポットと呼ばれている、フレットの真横の場所です。

ここが一番楽に押さえれて、きれいに音が出ます。

はじめにこのスイートスポットだけを狙い撃ちする練習をしていきます。

 

以下の×点は押さえないようにします。

音がきれいに出ないためです。

一番左の×点はフレットバーに乗ってしまっています。

 

ただし例外がある

コードなど密接する場所を押さえるときは、スイートスポットを押さえれない事もよくあります。

こういった場合にはあまり気にしないで大丈夫ですよ。

 

最適な練習法

クロマチック・エクササイズがおススメです。

これで人差し指から小指までまんべんなくスイートスポットを押さえるクセをつけてください。

 

 

クロマチック・エクササイズに慣れたら次にクロマチックスケールを練習するといいでしょう。

この2つの違いですが、クロマチック・エクササイズは4フレット間隔のゾーンを決めたエクササイズです。

クロマチックスケールは下図の半音ずつ規則的に上昇・下降していくポジションです。

 

練習ペース

この練習法は短期ではなく、数か月単位で練習する法が良いでしょう。

ベストな方法はウォーミングアップとして行う事です。

 

未経験者の方を想定して以下に注目してみる点を挙げます。

 

一週間目

人差し指から小指まで置いていきます。とにかく指を動かす、慣れる段階です。この段階ではスイートスポットは押さえなくて良いです。

 

二週間目

次にスイートスポットであるフレットのすぐ真横を押さえていってください。指を動かすだけでなく、フレットのどの位置に置くかに意識をしてみましょう。

 

三週間目

恐らく皆さんはまだ親指が、手前に出ている指と一緒に動いています。そこで親指の位置を固定していきます。

この時、親指の位置はゾーンの中心である2フレット辺りのネック裏につけておけばよいでしょう。

 

まずは1ヶ月程、この正しいフィンガリングを目指して毎日少しでも弾いてみてください。

そして全てが出来ているかチェックした上で、継続的にウォーミングアップとしてもやっていくのをお勧めします。

 

重要!

ただ何とな~くやるのは、おすすめしません。

特に2週間目と3週間目の内容は何となくやっても身に付きにくいからです。

やらないよりは良いのですが、ギターを弾く上でフレットの真横を押さえるのが基本中の基本なんだ!と脳に叩き込んでください。

 

一点注意!残念ながら…

今回いくつかのステップ分けでフィンガリングの説明をさせてもらいましたが、人によってかなりやり方が違い、同じ指導法(この記事)で正しいフィンガリングを習得するのは困難です。

概要は説明しましたが、恐らく皆さんも多少はクセが生じるでしょう。可能であれば、自分にとって合った方法を教えてくれる人に確認をとってもらうなどして練習してみてください。

 

本日の締め

・綺麗なフィンガリングをするにはスイートスポットを押さえていくのが大切です

・クロマチックエクササイズ~スケールを使用してウォーミングアップ兼用で行うと良いでしょう

・これを行う事でフレットの真横を押さえるのが基本中の基本なんだ!と脳に叩き込んでください。

 

 

BLOG, 【A】ギター初級者

2018.8.29

【キーについて番外編】トーナリティ―とは?

 

音楽の謎に1歩迫る記事と言えるかもしれません!是非楽しんで読んでみてください。

 

トーナリティーとは?

ピアノをみてください。ドから一つ上のドに行くまでに鍵盤が12個ありますよね。

 

ここでまずトニックの音を決めます。

わかりやすくCの音と考えてみます。

 

そこから白い鍵盤だけを押していけば、明るい雰囲気の音階に聞こえますよね。

これはメジャースケールと呼ばれています。

 

その次にミ、ラ、シ。

この3つだけを半音下げて黒い鍵盤で弾いてみて下さい。

すると、なんとなく暗い感じに聞こえませんか?

これはナチュラル・マイナースケールと呼ばれます。

 

 

このように音により、明るかったり、暗かったりして聞こえたりします。

 

そして当たり前ですが、ドの音だけ弾いても雰囲気は出ません。

 

日本語で調性といいます。

ドの音を中心として他の音があらわれると、その他の音との関係によってこの調性が変わります。

 

ポピュラー音楽には様々な調整の音階が存在しています。

今回紹介したのは初級で取り扱う代表的な2つの音階でした。

 

 

 

BLOG, 【B】ギター中級者, 【J】音楽理論

2018.8.28

【キーについてその1】曲のキーの仕組みとは?

キーって…なんなんでしょうか?よく受ける質問の1つです。

音楽理論勉強しなくちゃいけないんでしょうか?知らないと不便なんでしょうか?

大丈夫です。疑問を解決していきましょう!

 

キーとは? 調と調性

別の言い方で言うと調(ちょう)と呼び、中心音(ルート、トニックとも呼ばれます)をもとに音階ができると、そこに調性(トーナリティ―)と呼ばれるものが生まれます。

調性とはまた別記事に書きますが、明るい・暗いのような雰囲気が音の並びによって変わるという事です。

 

何かややこしそうと思った方に少しくだけた感じでいうと、カラオケで流れてくる音に合わせて歌いにくいなって時ありますよね?

そんな時に高い音を低く下げたり、その逆をやったりする事がありませんか?

曲は変わらないですが、調子が上がったり、下がったりするやつです。あれがキーです。

 

移動するド

元の曲のメロディーがドレミファソラシド~ってなってたとします。英語でいうならCDEFGABです。

Cからはじまるので音階名はCメジャースケールとなり、キーはCメジャーとなります。

 

ちょっと歌うには高すぎる曲だとしましょう。

全体の調子を下げて歌いたいですよね。

すると違う音になったんだ、というのは分かりますね?

それでも同じようにドレミファソラシド~って聞こえませんか?絶対音感のある人でなければそう聞こえるはずです。

でも実際にはBb C D Eb F G A の音がなっていたりするわけです。

 

あれがキーの違いです。

キーが変わってもドレミファソラシド~って聞こえるのでこの事を、移動ドと呼びます。

 

覚える必要性は?

理解できていると、とっても助けになります。

まずは曲が弾けたら出来ればいい、という人はもう少し後でご覧になると良いと思います。

キーについて疑問だったり、アドリブや作曲に挑戦したい方は覚えて下さい。

それではキーについての概要を説明します。

 

まず必須な知識

キー(KEY)は全部で12種類あります。

その中に#(シャープ)系のキーと、b(フラット)系のキーの2種類があります。

これだけは覚えておきましょう。

 

どこでキーを判断する?

ここです。

ト音記号という音部記号ですね。

これに#(シャープ)が付いてたり、b(フラット)が付いてたり…

 

皆さんの持っている楽譜集を眺めてください。

いくつか譜面を見てみると、曲によってこの#やbの数が違う事に気付きませんか?

 

#が1つ付いていたらキーはG

bが2つ付いていたらキーはBb

という風に決まっています。

 

なんで?

 

理由

ここではメジャーキー絞って話を勧めます。メジャースケールを中心に使っている曲の事です。メジャースケールについてはこちらに書いていますので、ご覧ください。

 

さきほど話したようにキーが違うという事はどういう事かというと、このドレミファソラシドの場所が変わるという事なんです。

 

なるほど… じゃあたとえば、ソからはじめてソラシドレミファソって弾けばいいんだ!?

ってことはこれがキーGで、Gメジャースケールなんだ!

 

 

残念!不正解です

キーGの、Gメジャースケールはソラシドレミファ#ソです。 #が1つ付くんです。

 

 

何で?

 

 

メジャースケールとは全全半全全全半の音並びをしている必要があります。

(詳しくはこの記事でもう一度メジャースケールを復習してください)

 

ピアノの鍵盤をご覧ください。そして(青い丸)から全全半全全全半の間隔で動いていきましょう。

ファに#がひとつつきますよね。

青色(Gの音)から法則にのって進むと黒い鍵盤がひとつあります。ファの音がファ#に変わりました。

それゆえにト音記号に#がひとつ入ると、キーがGになるんです。

 

 

本日の締め

いかがでしたか?キーの覚え方についての記事をまた書きますので楽しみにしていてくださいね。

・キーとは、カラオケでよく使われる調子を上げたり下げたりするもの

・キーは全部で12種類あります。その中に#(シャープ)系のキーと、b(フラット)系のキーの2種類があります。

・キーが変わっても全全半全全全半の間隔は変わりません。(メジャーキーの場合)

 

BLOG, 【A】ギター初級者, 【J】音楽理論

2018.8.27

【初心者必見!】勘違いしがちなリズム感

「あいつリズム感がいいよな」学校や色んなところで耳にしますね。

元々備わって生まれてきたんでしょうか?

リズム感は天性のもの?

違います。と、言いたい所ですが、全く関係ない事もないようです…

しかし「やっぱり私はリズム感悪いから無理だ…」と考えるのは早いですよ。

 

リズム感とは

この記事でも書きましたが、リズム感とは、リズム感とタイム感の2種類の事です。

 

グループのレッスンで実際によくある例です

メトロノームに合わせて16分音符のブラッシングをするとします。

1小節に16個演奏する事になるので、1拍に4つの音が入るはずです。

 

A君は、大体合って弾けています。足も踏めています。

B君は、1拍にまず3つくらい弾いて、2拍目の1つ目のちょっとあとくらいに4つ目の音を弾いて、2拍目のウラで5つ目の音を弾く… もうぐちゃぐちゃになってしまいます。

足も踏んでいますがメトロノームに合いません。しかし、本人はどこが合っていないのか分かりません。練習すればするほど訳がわからなくなります。

 

この場合A君はタイム感がそこそこある状態、リズム感は少し悪い状態です。

B君はリズム感の判断がつかないほど、タイム感が悪い状態です。まずはこれを改善しなければなりません。

 

皆さんが言ってるリズム感良い、は

このA君のようなパターンです。あまり練習しなくてもある程度出来てしまう人の事です。

B君のようなパターンの場合は、一般的にリズム感(リズム感+タイム感)が”無い”状態です。

 

心配しなくても

大丈夫です。無ければ養えばいいだけのこと。タイム感もリズム感も改善できます。

 

絶対条件

リズム感覚が悪いと指摘されると「リズムの才能がないぞ!」と言われているような気がして、ムッとしてしまう人がいます。私もでした。

これは前回も出たダブルイメージの典型例です。

これは大きな勘違いです。才能がないのではなく、まだ無い状態なだけでつくれば良いだけの話です。

ここで腹を立ててしまっては苛立ちで確実に悪い方向に進みます。勘違いしたら成長が止まります。

 

リズムが悪いと言われる事は、これからリズムを良くする余地が沢山あって最高だという事です。

これがリズム感を向上させる絶対条件という事にしておきましょう。

 

具体方法

独学では非常に難しいと思います。リズムについては、良いお手本と、うまくいっていないリズム演奏に対しての観察が圧倒的に効率が良いので、分かりやすく根気強く教えてくれる先生に教わってください。

もっともクセの出やすいエリアでもあり、リズムにはこれで良いというゴールがありません。皆さん自身何年もかけて改善する気持ち、根気強く向上していくものというのがポイントです。

 

本日の締め

・リズム感は人によって先天的な差はあるものの、トレーニングによって改善できます

・リズムが悪いと言われても、これからリズムを良くする余地が沢山あると考えてコツコツやりましょう

・独学では厳しいです。良い先生に習われることをすすめます。

 

リズムは追及するほど、音楽が楽しくなります。頑張っていきましょう。

 

 

BLOG, 【A】ギター初級者, 【K】リズム

2018.8.26

滑らかにローからハイポジションへ移動するには?その2

上手い人って手が縦横無尽に動いていて、すごいな~って思いますよね。

今回も前回の記事に書いたローからハイポジションまでシームレスな動きを目指すための続編・練習方法をご紹介したいと思います。

初中級者向けです。

 

考え方

ギター以外の楽器でボーカル、ピアノ、サックスなどイメージしてください。

ギター以外の楽器の表現を参考にすると見えてくるものがあります。

楽器は違えどミュージシャンが演奏するのは同じ音楽です。 皆、それぞれの楽器の持つ低音から高音まで、自由に演奏しています。

ギターはどんな方法でやれば低音から高音まで滑らかに弾けると思いますか?

よくやる方法としてはスケールラン、グリッサンド、ピッキングをあまり使用しないレガート、アルペジオ等を用いてネック上を広く使う事が考えれます。

 

ブロック状のポジションをどうやって打破するか?

次に楽器を物理的に見ます。ギターは各弦によって隔たれて、フレットによって区切られています。

どうやって他の楽器奏者のような低い音から、高い音まで滑らかな表現が出来るのでしょうか。

正解は 平行か、斜めに動く事。

 

スケールのポジションは基本的に縦に動くようになっています。

そこで、平行か斜め移動をするには、複数のポジションを結合する必要性があります。

複数のポジションを結合して、平行または斜めに動けるように練習すれば良いでしょう。

 

例:メジャースケールの結合

例えばこの2つのポジションを3弦でスライドしてポジション移行します。

すると最低音から最高音のレンジが広がります。

 

■この2つを組み合わせた一例

スマホの方は拡大してごらんください

 

例:ペンタトニック・スケールの場合の結合

よく使うポジションを中心に、1つ低いポジションと、1つ高いポジションを探しておきます。

そして①1つ低いポジションからスタートして、②中心のポジションにうつり、③1つ高いポジションへと移行します。移行時はスライドなどを使用すると良いでしょう。

ここではAマイナー・ペンタトニックスケールを例で考えます。

 

1つ低いポジション(2~5フレット)

中心のポジション(5~8フレット)

1つ高いポジション(7~10フレット)

 

 

■これらを組み合わせた例

スマホの方は拡大してごらんください

 

一点注意!

今回の練習法は、まずメジャースケールの5ポジション、3ノートパーストリング、ペンタトニックスケール5ポジションを先に覚えている事が望ましいです。

 

 

本日の締め

・目的はボーカルや他の楽器のように、継ぎ目なく低音から高音まで演奏できるのをめざす事

・縦に動くのではなく、平行もしくは斜めに動きます

・いくつか基本的なスケールポジションを把握してから、斜め移動も練習してください

 

 

 

BLOG, 【B】ギター中級者

2018.8.25

リズムが悪くなる休符の考え方

リズム感が良いとか悪いとか… ドキドキしますよね。自分の事じゃないかな…

もしかするとそうかもしれません。リズムに対する意識がしっかりと出来ているか見直してみたいものですね。

弾くのと弾かないの

2つありますが、演奏する音符(弾く方)に関してはこちらの記事に書きました。

今回は休符(弾かない方)について書きます。

 

休符の種類

まずは休符の種類を覚えましょう。

 

全休符 (全音符と同じ長さの休符)

2分休符 (2分音符と同じ長さの休符)

4分休符 (4分音符と同じ長さの休符)

8分休符 (8分音符と同じ長さの休符)

16分休符 (16分音符と同じ長さの休符)

 

 

勘違いしがちな休符

ほとんどの人がはじめ休符の事を勘違いしています。

 

休符は「休」という字が入っているからと言ってダラダラと休んでも良いと言う事ではありません。

少し大げさに言えば、演奏においては 音を演奏するか、音を演奏していないか の2種類しかありません。

 

え?分かってるよ!というあなた、本当に分かっていますか?

演奏しないというのは、ただ単に演奏しないという意味じゃありませんよ。

 

休符とは

演奏していない音を演奏するという意味なのです。

 

リズム悪い人の休符の考え方

演奏していない音も演奏しているように考えると、休符の時にも集中してリズムを感じていなければなりません。

 

この時に… リズムの悪い人はリズムを感じるのをサボっています。

というかそれを練習するのがリズム感の向上なのですが、その結果休符の次に演奏する音のタイミングが合わなくなったり、メトロノームに合わせても中々合わない事が起きます。

 

中・上級者に多いのが、大体大雑把には合っているけど録音して聞くと粗が目立つという状態です。

だから休符は弾かないというのではなく、弾かない音を演奏していると考えてください。

 

改良法

まずは音を止める事です。

休符を弾かない事だと考えている人は、休符のところでも音を伸ばしっぱなしです。ですので、まずは音を止めて下さい。

また休符を感じるために出来る工夫を何でもいいから、かたっぱしからやってください。嫌でも意識が強くなります。

楽譜を持っていたら、音符ではなく休符にマーカーをつけたりするのも良いでしょう。

今まで指導した中で「ここは音をとめる!!」と丁寧に譜面に書き込んでいた生徒さんが何人もいましたが素晴らしいと思います。きっと休符への意識が高いギタリストになれるでしょう。

 

一点注意!

エレキギターに関しては勿論ですが、アンプを使って音を止めた方が良いです。でないと、音が本当に止まったのか確認することが難しいです。

ディストーション・ギターの場合も、クリーン・トーンの場合もきれいな休符が出せるように、耳を使ってよく確認しましょう。

 

本日の締め

・休符は「弾かない」ではありません

・休符は「弾かない音を演奏する」です。

・音をしっかり止める練習をしましょう。

 

 

 

 

BLOG, 【K】リズム

2018.8.24

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