あれ… いつの間にローポジションからハイポジションに行ったんだ!?の下りは、
でもお話しました。今回は、いよいよ上級編です。
お断りですが、上級者といってもギターには色んなスタイルがあるため今回は私が説明するのに仕組みが最もシンプルと考えている方法を紹介します。
このアイデアは現代的なアドリブを得意とするギタリストがよく使用するアイデアです。シンプルなアイデアですが、演奏の難易度は少し高めです。スムーズに斜めに動いていきましょう。
システムを変える
システムってどういう事?
これは例えばメジャースケールであれば弦一本につき3音を演奏する。ペンタトニックスケールであれば弦一本につき2音を演奏する。
こういった規則の事を指します。
システムを変えると書きましたが、システムを拡張すると言った方が良いでしょう。
メジャースケールの場合
メジャースケールの3ノート・パー・ストリング・スケールを、4ノート・パー・ストリング(弦1本につき4音を演奏)に変更します。
ドレミファは6弦で、ソラシドは5弦で、レミファソは4弦で…といった具合に、最後の1弦まで全部弾いてみて下さい。
ほら、斜めに動いたでしょ?
ペンタトニックスケールの場合
ペンタトニックスケールだったら、基本が2ノートパーストリングですから、これを3ノートに変更します。
1つの弦に3つ音を弾きます。
いかがですか?これも斜めに動けましたよね。
問題は演奏性
問題は演奏性です。フィンガリングの難易度が結構上がります。
そこで初めの2音にスライドなどを入れたりすれば、大分演奏性も上がるでしょう。
これで、メジャースケールもペンタトニックスケールも、かなり「斜めの動き」になります。
スケールシステムの拡張により、これまで知ったスケールの形がビジュアル的にとらえにくくなりますので、
3ノートのスケールポジションや、モードスケールを完全に把握できていない中級者の方は、まだ取り組まないようにしましょう。 (その状態でやってしまうと、音を間違えまくって逆にヘタになるので注意してください。)
本日の締め
・スケールシステムの拡張で滑らかにローからハイポジションへ移動します
・メジャースケールは一つの弦で4音に。ペンタトニックスケールは一つの弦を3音に変えてみましょう
・演奏性をよくするために左手と右手の工夫が必要です。
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2018.9.1
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