ペンタトニック・スケールという名前くらいは聞いた事があるかもしれませんね。はじめての人も、これをきっかけに知っておくとよいでしょう。
ギタリストなら必須なスケールなんです。
ギタリストは初心者からプロまでず~っとペンタトニックスケールを練習し続けるでしょう。はじめに弾くスケールでもあり、ずっと追及する奥の深いものなんです。
この記事には初歩的なところから、経験者へもしっかりと理解しておきたいポイントまでを書きました。
どのような事を知っていればいいか、一緒に学んでいきましょう。
超初心者向け
ドレミファソラシの事をCメジャースケールっていうの覚えていますか?
それの4番目の ファ と7番目の シ を外しましょう。
すると ドレミソラ となりますよね。これが Cメジャー・ペンタトニック・スケール です。
はじめての方はこれだけで十分ですよ。
どこでもいいので ドレミソラ って弾いて、なんとな~く雰囲気を掴んでください。(ドレミが分からなければ、2弦の1、3、5、8、10フレットを弾けばそうなります)
初心者向け
ペンタトニックというのは”5音の”という意味です。ドレミソラだから5音になっています。
ここで特徴的なのが、2つの音を抜く事で、もともとスケールに存在していた半音がない事です。
また、初心者の方は代表的なポジションを1つ覚えましょう。
ちょっと余談ですが、ペンタトニックの事を略して「ペンタ」と呼ぶこともありますよ。
中級者向け
ペンタトニックスケールには大きく分けて、メジャーペンタとマイナーペンタの2種類が存在します。
マイナースケールは、メジャースケールの6番目(ラ)の音からはじめるスケールでしたね。気を付けたいのはメジャースケールの時には4番目と7番目を外すのですが、マイナースケールの時は数え方が変わって2番目と6番目を外します。ややこしそうですが数え方が変わるだけで、どちらもファとシがないだけです。
(”ファ”はドから数えて4番目だけど、ラから数えたら6番目。”シ”はドから数えて7番目だけど、ラから数えたら2番目となります)
まだちょっとややこしい? これ実は、同じ形で弾けますよ。
このときに、A(ラ)の音からはじまるとAマイナーペンタトニックスケールと言います。C(ド)の音からはじめるとCメジャーペンタトニックスケールです。
もっと分かりやすく言えば、
青色からはじめて青色で終わればマイナーペンタ
黄色からはじめて黄色で終わればメジャーペンタ
不思議ですよね、使っている音は同じなのに… このように、同じ音を使っていてもメジャーかマイナーの雰囲気が変わるような関係を平行調(リラティブ・キー)といいます。
- Cメジャーペンタトニックスケールは 1 2 3 5 6 度の音で成り立っており、(4度と7度がない)
- Aマイナーペンタトニックスケールは 1 b3 4 5 b7 度の音で成り立っています。(2度と6度がない)
全部で5つあるポジションを全て覚えましょう。
ここまでしっかりと把握できればペンタの中級者です。
本日の締め
・初めての人 ドレミファソラシから4番目と7番目とぬいたものがメジャー・ペンタトニックスケール
・初心者の人 「ペンタ」の意味、スケールに半音がない特徴を覚えておきましょう。
・中級者の人 マイナーペンタトニックの時は、マイナースケールの2番目と6番目をぬく事と平行調の仕組みをおぼえておきましょう。
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2018.10.28
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