こんな質問を頂きました。”1曲の中に使われているスケールは1つだけですか?” → 1曲の中にあるスケールって1種類だけ?その1
今日は先日の記事の続きになります。
前回のおさらい
前回の記事で書いたのは、Cメジャースケールを使っていても、組み合わせによって名前が変わるスケールになる事もあるという事でした。
いや、一緒じゃないですか?と思うかもしれませんが、あるコードの上で違ったコードやスケールを演奏するという上級的アプローチもあるんですよ、という説明をしました。
詳しくは→ 1曲の中にあるスケールって1種類だけ?その1
他のケース
今回は本当にスケールの音が変わる場合があるのを紹介します。
同じく、元の曲のキーがCメジャーだとしましょう。
メロディーもコードも、本来はドレミファソラシドだけで出来ているはずですね。
ところが! ド bミ ファ ソ bシ のメロディーが出てきたとします。
このスケールはCマイナーペンタトニックスケールです。よく使われる手法です。
これは、明らかにCメジャースケールの音じゃない…こんなのが使えるのか?!と思うでしょう。
しかしこれは実際に多くのギタリストがアドリブなどで使うんです。
こんな理論が通るの?
音楽理論というのは正解と間違いではなく、様々な方法論をまとめたものです。
メジャーキーだからマイナーのスケールが使えないという事はありません。(使いかたには若干注意が要ります)
ブルースなども同じ理由で、メジャーのコードなのにマイナーペンタトニックが使えるんですね。
この2つのスケールを無理矢理、あなた自身の姿に例えるとしましょう。
Cメジャースケールをありのままの姿のあなたとしてみます。
Cマイナーペンタトニックスケールは、あなたが一瞬だけイメチェンしたような感じです。
でもそれは一時イメチェンしただけですから、ありのままの姿のあなたに戻ってくるのが基本なのです。
イメチェンしたあなたは何も間違ってはいませんよね。そういう方法もあるという事です。
音楽理論についての考え
ドレミファソラシドしかない世界から、音楽理論を知ると色んな世界が見えるようになります。
しかし初段階では、音楽理論はこの時はこんなコード、この時はこんなスケールになるよ!と学ぶため
理論とは、間違いと正解を示すものだ!と、思い違いしてしまう事が多いのです。
もしそう考えてしまったらジャズ・ミュージシャン達のしている演奏は十中八九間違いを演奏している事になりますが、そうではありません。
音楽理論は私たちの創造性を縛るものではなく、広げるものです。しかし、どういったものかをマスターするには正しい学習順序と時間、経験が必要です。
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2018.9.3
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