今回はちょっと突っ込んだおすすめな練習方法をご紹介します。
上達を目指す方にお役にたつ事もあるかと思いますのでどうぞご覧ください。
若干突っ込んだ内容ですので、中級者までの方でピンとこない方はスルーして頂ければと思います。それでは行きましょう!
クリエイティブな演奏への道標とは?
1. 基本練習。:スケールやコードトーン、リズムトレーニングなどの基礎練習の一連。
2. クリエイティブにやる。:意図的に創造性(クリエイティビティ)を取り入れる練習法。
そのまんまですね。
創造性って何?
そんな形のないものの事なんて、分からないですよね。
定義なんかは辞書で調べたら難しい言葉も沢山出てくるのですが、今回は私なりに創造性をもって関わるのがどういう事かお伝えしたいと思います。
基礎とクリエイティブの関係
基礎練はとても大切ですが、基本的に繰り返し作業です。刃物を研ぎ澄ますような作業です。考えておいて頂きたいのは、それだけでは応用が利きにくい事です。
むしろ色んなものに対応できるようにするための基礎なので、演奏で実践することが大事です。
皆さんもよくカラオケを使って練習する事があると思いますが、あれっていつも同じ演奏を再生するから創造的というのは微妙ですね。実際に他人と演奏する方がクリエイティブです。
人間の演奏はいつも同じではありませんから、アンサンブルするとさらに変化が起こりますよね。
そこで日々の練習に、創造性っていう種を一粒で良いので蒔いて下さい。
この一粒というのがとても大事なんです。
創造性を取り入れた練習例
クリエイティブって難しそう…って思いますよね。大丈夫ですよ。本来難しいん事じゃなく、楽しい事なんです。
「クリエイティブに演奏してください」なんて言われたら即答で「無理!」と言いたくなりますよね。けど、「自由にやっていいよ」って言われたらすごく気が楽ですよね?そんな感じです。
じゃぁ創造性の種を一粒蒔く練習って例えばどんなものがあるか?
あくまで一例ですが、ご紹介します。
・いつものバッキングパターンの弾き方を少し違うバージョンに変えてみる
・良くやるフレーズのニュアンス、ピッキングのやり方を探ってみる
・スキャット演奏する
・目隠しして弾いてみる
ね?簡単に出来るのもあるし、挑戦的なものもありますよね。
頭にネギをのせて弾くのはやめましょう
注意
他にもちょっと書ききれないのですが、私がここで言っておきたいのは上達に直結する正解をお話している訳ではありません。皆さん自身でクリエイティブなものにしてください。
そんな演奏が出来るとバンドのメンバーや、リスナーの皆さんからも楽しまれますよ。
余談
私の師匠でバークリー音楽大学の教授でもあるDavid Fiuczynski氏にいつも口酸っぱくいわれていたのは、「モチーフを演奏しろ!」という事でした。これは主にアドリブ演奏の時に使われるアイデアですが、バークリーで他の生徒にも同じ事を言っているのを何度も見ました。「モチーフ」というのはひとつのフレーズを弾いたら、それを題材の似たフレーズを沢山演奏しようという事です。これが意外と、演奏に創造性をもたらす格好のアイデアになるんですね。詳しくはまた別の記事に書きます。
もし難しく聞こえるようだったら、
好きなプロのアーティストの生演奏を聞きに行ってください。「CDよりもやっぱりいいなぁ~!」ってなりますよね。アーティストの歌いかたや、ギターのフレーズなんかも毎回違ったりしますよね。
もし二回目別の機会にいってみれば「前の時とも何か違ってまたいいわ~!」ってなると思います。(感じ方はそれぞれなので100%保障は出来ませんが、その可能性が高いと思います)
いつも同じだったらつまらないですもんね。クリエイティブな音楽の分かりやすい例です。
本日の締め
・基礎と創造性の両面を磨きましょう
・他人と演奏すると特に創造性が活性化されやすくなります
・普段から自分の創造性を刺激する
基礎も大事にしながらクリエイティブな演奏ができる、素敵なギタリストを目指して頑張ってください。
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2018.8.8
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