ギタリストが苦手な楽譜。TABは悪いのか?という事などについてこちらのブログで触れました。
⇒ TAB譜しか要らない?譜面の読み書きは必要か?読譜のススメ
今回は読譜未経験の方を対象に、BGS流の読譜上達に必要なものについてお話します。
読譜の事を海外ではサイトリーディングと呼びますが、
サイトリーディングにおいて目指すのは、初見演奏などを可能にする演奏対応力を身に付ける事です。
楽譜を見て、「あ、これはミbの音だ。ということは、3弦の8フレットを押さえて…」
という音譜の認知能力から、指板上の音への置き換えが必要になります。
勿論、この練習を読譜トレーニングと呼ぶのですが、これはゴールではありません。
最終的に読譜を頑張った先に、
読譜が出来てしっかりした対応力を身に付けている自分の姿を想像してみてください。
それではBGS流・初歩の読譜練習のステップを紹介します!
まずいきなり読譜からはじめない
これをやってしまうと、読譜につまずきやすくなってしまいます。
そうではなくギターのネックにある音を覚える事から始めましょう
ギターのネックと言ってもいきなり全部覚えるのではなく、以下のようにしてみて下さい。
※ここにかかれている期間は目安です。もっと短期間で出来ればその分、成長スピードも速まります。
最初の2週間:
6弦と5弦開放弦~5フレットまでの音(Cメジャースケール ドレミ)をメモリー(暗記)する
1ヶ月:
6弦と5弦5~10フレットまでの音(Cメジャースケール) をメモリー
2ヶ月:
全弦0~3フレットまでの音(Cメジャースケール) をメモリー
ここまで出来たら、読譜の練習をスタートしてもOKです。
○ヶ月(自分で目標を設定!):
全弦3~8フレットまでの音(Cメジャースケール) をメモリー
○ヶ月(自分で目標を設定!):
全弦8~12フレットまでの音(Cメジャースケール) をメモリー
○ヶ月(自分で目標を設定!):
全弦12~15フレットまでの音(Cメジャースケール) をメモリー
○ヶ月(自分で目標を設定!):
全弦15~17フレットまでの音(Cメジャースケール) をメモリー
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という風に最終的フレットまでメモリーしてください。
ここで絶対に読譜上達するぞ!と思っている皆さんにひとつ作業をお願い致します。
手帳を開いてスケジュール・カレンダーに、あなたが決めたメモリープランを書き込んで下さい。
例えば7月のページに『5フレットまでのCメジャースケールの音を覚える!』という感じで。
これを達成するとどんな気持ちの自分になっているか、想像しながら書いてみて下さいね。
では実際に音譜を読む練習に入りましょう!
と行きたいですが、、その前にお勧めなのが
写譜の練習です。
写譜とはすでに書かれている譜面を、空譜面に写す作業の事です。
絵でいうところの模写と似ていますね。
どんな楽譜を写譜するのが良いのでしょうか?いくつか例を挙げます。
・好きな曲、または現在練習しているバンドの曲の五線譜
・ジャズスタンダードのリードシート
・クラシックギターの楽譜
ご自分で題材を選ぶ場合は、写譜しやすいものから、色々と写譜してみてくださいね。
ただしサイトリ-ディングを、ネック上の音のメモリーと写譜が終わるまではやってはいけないという事ではありません。
あくまでお勧めなステップです。ご自身が読譜にのめり込みやすい方法があれば試してみると良いと思います。
いずれにせよ、読譜に関する練習は、一日の練習時間の中に10~20%くらいは取り入れたいものです。
サイトリーディングに関しては、リズム読みとメロディ読みを段階的に練習できるWilliam Leavittの「Melodic Rhythms For Guitar」が良書です。
こちらの記事にも触れております。⇒ TAB譜しか要らない?譜面の読み書きは必要か?読譜のススメ
本日の締め
読譜が出来てしっかりした対応力を身に付けている自分の姿を想像してみてください!
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2018.5.22
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