ピックの素材、色々ありますね。全部知っておいた方が良いのでしょうか?いえいえそんな事ありません。
今回はピックの素材による違いって大体どんなもんやねん?というお話です。
本日の一言
ピックの素材は「演奏性」「削れ方」の2点に注目してみてください。
実際
「演奏性」と「削れかた」と話しましたが、素材によって当然、音も変わってきます。
ところが、この音の違いというのが、文章や言葉で表現しにくいことこの上ありません。私だけに伝わる表現をしてしまう可能性もあります。
よってこの記事では上記2点のみに焦点を当て、素材による音の違いは読者の皆さんの感じた”感覚”に頼りたいと思います。
Fender 351 Shape
素材 セルロイド
1 演奏性 何も問題なし
2 削れ方 擦り減ったり、角がギザギザになります。
総評 まずはこの最もスタンダードなピックを知っておきましょう。ギザギザな状態になったらもう寿命ですので、交換時です。
HISTORY 渡辺香津美モデル
素材 ウルテム
1 演奏性 フィット感にすぐれます
2 削れ方 擦り減りにくい 角も削れにくい
総評 爪に似た素材だそうです。セルロイドほどではありませんが、ストロークからソロまで弾き易いピックです。
MESTER8
素材 インフィニックス(特殊プラスチック)
1 演奏性 ソロなど非常に弾き易い。
2 削れ方 削れにくく擦り減りにくい
総評 最近使用しているも人も多いようで、私も試しました。ソロなどはダントツに弾き易く、音もハッキリと聞こえます。しかし素材のせいで柔らかい音は出せません。クリーントーンで表情豊かに弾いたりストロークには向かないでしょう。これを使用する方もストロークは別のピックで練習するのが良いと思います。
JIM DUNLOP デルリン500・スタンダード
素材 デルリン
厚み 1.14mm
1 演奏性 フィット感があるが、ムラがある
2 削れ方 一般的な擦り減りやすさ、かけやさすさです
総評 この素材はギターのおいしい音が出しやすいピックだと思います。しかし均等な演奏性ではなくムラが出ます。それが良いか悪いかは使うプレイヤー次第でしょう。
JIM DUNLOP JAZZ 3
素材 ナイロン
1 演奏性 ソロなどは弾き易い。ただしストロークには不向き
2 削れ方 角がけずれやすく、寿命は短め
総評
弦負けせず、音の立ち上がりが早く感じるでしょう。弾き方によってはジャズ的なウォームな音にもなります。ただピックがしならず、小さいのでリズムギターには不向きです。
一点注意!
ピックは直感で選ぶのも大切ですが、デメリットを少しだけ知っておくのがポイントです。
「このピックを使う事で悪いクセはつかないだろうか?」という事を考えて下さい。
また気を付けるべきは、同じピックの寿命です。同じピックをボロボロになるまで使うのは上達しない大きなの原因の1つです。
結局、どれを選べばいいの?
今回は素材のご紹介をメインにしましたが、実は上記からお勧めの順で書いています。
なので迷ったらセルロイドから試してみるのが良いでしょう。
こちらの記事にさらに、迷わずピックを選ぶ方法をかきました。是非ご参考にしてください。
本日の締め
ピックの素材は「演奏性」「削れ方」の2点に注目してみてください。
ピックについてもっと知りたい方はこちら
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2018.3.20
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