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【初心者必見!】ギターが2倍楽しくなる遊び方って?

基礎練習は大事って分かるけど、弾けるものも少ないし、、

それだけだとつまらない、、。そんな事ありませんか?

今日はギターって楽器の可能性に少し触れていただけるような、遊びの方法を少しご紹介したいと思います。

 

 

 

メロディーを弾いてみる

曲が弾きたい!

ってなった人、、コードを練習しますよね?

それでコードがならない…っていうのは初めての人はほとんど一緒なんです。

 

だけどギターってコードでジャカジャカ弾くだけじゃないんです。

単音(シングルノート)で、有名な映画の曲や、CMで聴いた事あるようなメロディーを弾くのは結構面白いですよ。

 

Roy Orbisonのプリティウーマンや、ゴンチチの放課後の音楽室といった曲のメロディーなど。エレキだとDeep Purple のスモークオンザウォーターのリフは2音ずつで弾けちゃいます。

ちょっと調べてみて下さい。いずれもTVなどで聞いた事があるようなギターのフレーズです。あんなの、ギターで弾けたらカッコいいですよね。

 

 

 

簡単なヴァンプで遊ぶ

ヴァンプというのは短い小節を繰り返し伴奏する事です。

ジャズのイントロや、エンディングなどで使われるのですが、簡単なセッションなどする場合にも使えます。

 

たとえばEm(イー・マイナー)とA add9(エー・アドナインス)の2コードヴァンプで繰り返し練習すると良いでしょう。

これ実は同じ指使いを、一つ下の弦にズラすだけで弾けちゃうんです。

 

 

ちょっと特別な響きで差をつけてみたい方は、E(イー)と、Aadd9/E(エー・アドナインス・オン・イー)こんなコードヴァンプも良いでしょう。

これも実は同じ指使いを、右の方にズラすだけで弾けちゃうんです。

 

このような繰り返し弾ける簡単なコード進行を覚えていくのもお勧めです。

たくさんあります。

 

 

ピックスクラッチ

まじめに弾いてるだけじゃつまらない…(?)勉強や仕事でいらいらした時に良い奏法です。

奏法というか効果音みたいなものです。やり方はピックで弦を擦ります。

ピックを弦に対して45度くらいにして、6~4弦あたりの巻き弦に置いてください。

そうしたら、そのままヘッドの方へギューン!と勢いよく擦って下さい。

 

エレキでやると、ロックでよく聞くカッコいい効果音みたいに聞こえます。

注意点

ピックが摩擦ですぐに消耗してしまいギザギザになります。その状態では普段の練習の妨げになってしまうので、

ピックスクラッチは古くなったピックで練習するのをお勧めします。

 

 

 

ハーモニクスで遊ぶ方法

ハーモニクスとは倍音の事を意味します。

ギターで演奏する場合は、実際に押さえて音を出すのではなくハーモニクスのなるフレットの真上に、

軽く指を触れて弾くと「ポ~ん」とか「フィー~ん」という高い音がします。

これで遊ぶと中々面白いです。

どの弦を使ってもハーモニクスは出せます。

 

なりやすいポイントは以下の場所

一番なりやすいのが12フレットの真上

その次になりやすいのが7フレット、5フレット、19フレットです。

少しなりにくいかもしれませんが、4フレット、3フレット辺りもなります。

 

うまくならすには、左手は指でハーモニクスポイントに触れて、

右手ピックで弦をはじいたとほぼ同時位に、左手の指を離します。

実際には左手の指を離す方がほんのわずかに後のタイミングだと良いです。

最初はこのタイミングを掴むのに時間がかかるかもしれませんが、うまくならせると綺麗なハーモニクスが伸びます。

 

試しに、

3弦12フレット ー>

4弦7フレット ->

2弦12フレット の順番で弾いてみてください。ソ ラ シ の音になりますよ。

 

なんと頑張れば、これで曲を演奏することもできます。

 

 

ギターをパーカションの様に演奏する

アコギのボディを叩くと打音がします。

 

実は叩く手の方の部位と、叩かれるギターの部位で音が変わります。

 

右手の付け根あたりでブリッジの下の広い部分を叩いてみると「ボンっ」という低い音がします。

今度は指を人差し指、中指、薬指の3本をまっすぐに合わせて、ネックとサウンドホールの近くを叩くと「コンっ」という高い音がします。

 

この2種類だけで色んな曲に合わせてリズムを合わせると楽しいですよ。

 

Queen の 「We Will Rock You」 冒頭からはじまるリズムをこのやり方で練習すると、はじめての方の良いリズム練習になります。

ボンボンが二回 コンが一回 これの繰り返しです。

 

強く叩き過ぎると、楽器を傷めてしまいますので十分に気をつけてください。

 

 

本日の締め

いかがでしたか?文面だけで伝わりにくいところもあったかもしれませんが、

機会があれば直接やり方を教えますのでいつでも聞いて下さいね。

 

・コードを演奏する以外にも色んな方法でギターは楽しめる楽器です。

・有名な曲のメロディーを弾いて友達や家族に自慢しちゃいましょう。

・ギターの可能性に気付くと、もっと楽器が楽しくなりますよ。

 

 

 

BLOG, 【A】ギター初級者, 【F】忙しいギタリスト向け, 【H】効果的な練習法

2018.7.29

要注意!YouTubeの動画レッスンの罠

普段皆さんもよく見るのではないかと思いますが、今日はYouTubeなどの動画レッスンについて考えてみたいと思います。

少し長文になりますが、ディープめな内容ですので是非ご一読ください。

 

初心者の方も勿論ですが、中~上級者にも上達を阻む罠が沢山あります。

先日も歴の長い方から同じようなご相談をお受けしたので、この記事が少しでも皆さんの助けになればと思います。

 

(2009)マサチューセッツ州、1st album制作時

 

 

おおまかに、2つのタイプ

完全に独断と偏見ですが、以下の2タイプに分かれると思います。

 

・弾いてみた系

人気の曲を誰かが説明したり、演奏している動画(参考にしたらレッスンを受けているようなものです)

 

・ハウツー系

正しい○○の仕方、かっこいい○○の仕方、○○の覚え方、これさえ知れば○○できる

 

 

ダメな動画の見方

弾いてみた系など見るときは、その人の弾き方が全て正しいんだ!と思いこむのは少し危険です。

というのも、弾いてみた系の動画は基本的にアマチュアの方が投稿されているものが圧倒的に多いです。言い換えればギターのうまい近所のお兄ちゃんや先輩をお手本にしているようなものです。

お兄ちゃんの真似するのは良いですが、近所のギター兄ちゃんは皆さんに合った弾き方を教えてくれる先生ではありません。

初心者からみたら上手なお兄さんかもしれませんが、プロから見れば上っ面を派手に弾いてるだけのお兄さんがとても多いです。

 

「いや、弾き方を知りたいだけなんで…」という事であれば問題ないですが、1点ご注意下さい。

弾きたいけど弾けない状態の方が見ると思いますので、無理矢理弾こうとしてフォームがめちゃめちゃになることが多いです。

これをあまり続けてしまうとフォーム修正が難しくなり、今後の上達の妨げになります。

ある程度は修正可能ですが、遠回りです。また変なクセがついてフォームの修正が不可能になる場合もあります。

 

 

しかしもっと気をつけるべきなのはハウツー系の動画を見る時です。

皆さんがスケールの使い方を勉強しているとしましょう。

 

Aさんと、Bさんの言っていることが違うことがあります。

YouTube に限って言えば、 C さんも D さんも Eさんもいます。

いっぱいいすぎて何がなんだか… 人によって言っている事が違う…

 

残念ですが、これが当たり前なんです。動画で教えている方々が学んできた流派やバックグラウンド、スタイルまで違うからです。

その為、正解は1つではなく色んな考え方がある。と知っておいてください。

 

 

でも誰をあてにすればいいかわかりませんよね。日本だけならまだしも世界中とつながっているのですから、きりがない…。

 

では、違う事を話す人達が悪いのでしょうか?そうではありません。

そして、あなたも悪くありません。

 

大事なのは情報の受け取り方です。

それさえ知っていれば、動画を見ても大丈夫です。

 

 

健全な動画の見方

 

いきなり結論

目移りせず、一つのものをじっくり学ぶこと。

 

自分がこれが大事だというものを決めたら、他のものは見ないようにしてください。違う事を話す先生もいますが先も述べたように、いくつもの正解があるっていうだけの事です。

いくつも見るから混乱するのです。この動画もおすすめ、この動画もおすすめ…って出てきますね。あれにハマったら、広告で利益を出している企業側の思惑通りです。

そしてその先生の言われることが正しいと思うなら、他の先生にはつかずその方に直接習うのが100倍ご自身の為です。

この先、色々見て混乱を続けるのであれば、自分が信頼できる方に教わるのが最善策だと思います。

 

けど色々あるから楽しくてつい見ちゃいますよね…。

 

 

だけど…目的地があるのに 目の前に100本もの道があったらどうしますか?

今の時代は皆知らない内にこんな道に立たされています。

あなたが行きたいのはどこ?

 

中には何本かゴールに近づくことができる道もあるでしょう。しかし、ゴールから遠ざかる道もあるのです。

楽しそうな道と思って歩き出したら…すごく遠回りしてしまいます。

皆さんにそんな事をしてほしくないから、真剣に書いています。

 

 

目移りせず、一つのものをじっくり学ぼう

 

 

 

 

その他の諸注意

1. 動画の人を比べて「この人は下手だわ」とか悪口を言ってはいけません。

人を比べたりするのは、音楽に限らず健全な考え方ではありません。いつしか自分と他人を比べ出す事になります。

「この人の素敵な所はここだ」と、良い点だけを学んでください。

 

2. ハウツー系動画は特に理論的な事が絡むものは、そもそもあまり見ないことをお勧めします。

理由は、理論学習において必要な学習順序を知らない為です。(例えばマイナースケールを知らないのに、モードスケールを練習するなど)

 

「めんどくさ~、知りたい動画だけ見ればいいやん…」と私も思いたいです。

 

しかし動画では自分が知りたいものだけピックアップしてしまうため、学習順序がめちゃめちゃになりがちです。

 

ふ~ん、と思うでしょう

 

それはつまり色々と吸収しているようで、穴だらけの状態になることを意味します。

上達とは積み重ねるものです。穴があったらまずそれを埋める必要があります。

 

そのような効率の悪い練習をずっと続けたいでしょうか?

そんな勿体ない事になってしまうギタリストがとても多いので、私達は警鐘をならしています。

 

基礎とは、プロでも常に磨き続けるほど大切なものなのです。

自分が良いなと思ったものだけ拾い集めて、はい出来上がり!とそうはならないと思います。

実は過去の私もそうでした。この記事でも書いています。

 

現在は10年以上前のYOU TUBE等がない当時より、選択できる情報の量が今の数百倍以上になっていると言われています。

逆に言うと自分で必要な情報を選び出す事がとても難しい時代です。

自分に必要な学習方法が知りたければ私の方でもお受けしますのでご相談ください。

 

 

本日の締め

 

・動画は情報です。受け取り方が大切です

・無理に弾き方を真似するとフォームがめちゃめちゃになる危険があります

・見る場合は、自分に必要だと感じるものを1つ見つけてじっくりと学びましょう

・注意しながら見る事で、成長への悪影響を避けられます

 

 

 

BLOG, 【G】向上への心得, 【H】効果的な練習法

2018.7.25

【中級者必見!】ダイナミクスの勘違いとは?

ライブで盛り上がるのは得意だけど、プロの演奏とは何かが違う…っていう経験ありますよね。

今日はダイナミクスというものに対してよくある勘違いについてお話します。

「ダイナミクスなんだから、ダイナミックに大きい音で演奏すればいいんじゃない?」

と思った方は、半分正解といっても良さそうですが、、半分以上間違いです。

 

残念ながら大きい音で演奏しても、場合によってはただ雑音になるだけでいい演奏になるとは限りません。

 

大きい音で演奏するだけでは、雑音になってしまいます。

小さな音もしっかりコントロールして演奏する事で、音量差が生み出され感情を揺さ振られるのです。

 

残念な事に、普段良く使っている動画サイトの圧縮音源や、携帯電話の小さなスピーカーや安いイヤホン、、これらの再生環境というのはダイナミクスが中々伝わらないものなんです。

 

普段ヒット曲などを鑑賞用に聞くのは問題ないのですが、

広いダイナミクスを持った音楽を聞くと退屈と感じてしまう原因となります。

 

 

今の問題はスマホ、インターネットなどの普及によって、「手軽さ」と「音楽の味わい」の手軽さを優先しすぎてしまう事なんですね。

 

ちょっと考えてみて下さい。

インスタントのチキンラーメンも美味しいけど、たまにはちゃんとしたラーメンやさんの手作りで美味しいラーメンも食べたいですよね。

 

しっかりと仕込まれたスープを味わい、絶品な具と絡みあう立体感を、口の中で感じるように…

 

ダイナミクスを、ラーメンに例えました。。

「手軽さ」と「味わい」あなたが食べたいのはどっち?

 

 

ダイナミクスとは

 

ダイナミクスとは音の強弱法の事です。

音の強弱によって音楽を表現するという事です。

 

よく「ダイナミクスが小さい」と言われるのは、

表現力が豊かではないというのと同じ意味です。

 

じゃあ、表現力を身に付けるにはどうすれば良いのでしょうか?

 

 

余談:分かりやすく映画に例えると

1年越しで楽しみにしていたハリウッド映画の超大作!

 

あなたはスマートフォンの5インチほどのディスプレイと、大きな映画館の4 DX

どちらで鑑賞したいですか?

 

当然迫力が全然違いますよね。同じ映画をみているのに、迫力が圧倒的に違うんです。

 

あなたの好きなアーティストのライブと、そのコピーバンドの演奏では同じ曲を演奏しているはずなのに何もかもが違う位、音楽の感じ方が変わるはずです。

 

折角このブログを読んで何か吸収しようという向上心高い皆さんは、スマホの5インチディスプレイのようなギタリストにならずに、

音楽的なダイナミクスで演奏できる4DXサイズのギタリストを目指してください。

 

 

ダイナミクス感覚を養う方法

 

ダイナミクスを身につけるには、まずは自分がたくさんダイナミックなものを見たり感じたりすることが大事です。

 

音楽で一番良い方法は、自分の好きなライブやコンサートに行くことです。とにかくたくさん感動や刺激を受けてください。

大事な事なのでもう一度言います。

 

たくさん感動や刺激を受けてください。

 

そして自分もダイナミクスの重要さに気付くはずです。

気付きだしたらその時にはもう自然とダイナミクスがついていくことでしょう。

 

あとは自分なりに合ったやり方を試行錯誤してゆけば大丈夫です。

 

 

色んな音楽を聴くのが大切な理由

ポップスやロックが好きな方は、ジャズやクラシックをポップスのCDを聞くと音が小さい…と思う人もいるかもしれませんね。

けどクラシックの曲を聴いているうちに音量が大きくなってきてびっくりした経験ないですか?

ジャズも同じです。繊細さから爆発的な盛り上がりまで、実はとても広いダイナミクスがあります。

(ホテルで演奏されるようなBGM用のクラシックやジャズには、あえてダイナミクスをつけない演奏をする事がありますので混同しないようにしましょう。)

 

良いミュージシャンになるには、ジャンル関係なく、小さい音量でも表情豊かに演奏できなくてはいけません。

 

残念ながら、その辺りがYOU TUBEでは、半分も分からないのです。やはり生で聞く体験に勝るものはないですね。

 

 

本日の締め

・ダイナミクスとは、音の強弱法。

・音の強弱によって音楽を表現していきましょう

・まずは自分からライブに行くなどして、ダイナミクスの感覚を吸収していってください

・色んな音楽を聞いて、ダイナミクスについて考えてください

 

リスナーの人達をダイナミクスで揺さ振れるように頑張って下さい。

 

 

 

BLOG, 【B】ギター中級者

2018.7.18

2018夏の無料ギター体験会【第一弾】終了!

先日7/14は夏の無料ギター体験会【第一弾】でした!

たくさんの方にお越しいただき、どうもありがとうございました!

 

ギターに触れたことのない未経験者の方もたくさんお越しいただきました。

 

 

● 親子でレッスンを受けて頂いたり、

 

● 独学でちょっとだけ聞いたことがある初心者さんへのレッスン

 

● 経験者でコードストロークなどは演奏できるけどアルペジオってどうやるのという方へのレッスン

 

● またまた新しい趣味を検討される方への体験レッスン

 

● ギター歴20年ぐらいの形で自分の弾き方があっているのか、フォームの確認であったり練習方法の提案をさせて頂いたりしました。

 

 

こうやってたくさんの方とギターのあるご縁を頂き嬉しい限りです。

 

ギターを弾くためのポイントをお伝えし、

初めはなかなか音が鳴りにくいものですが、30分のレッスンの中でも徐々にコツを掴んでいき、いろんな発見をしていただけたと事と思います!

 

 

 

皆さん練習頑張ってくださいね!

 

 

次回の無料ギター体験会は来月の8月5日日曜日に開催されます!

 

未経験者、初心者、歴の長い方問いません。ご興味がありましたら是非ご参加ください♪

 

先着順となりますのでご希望の時間等ございましたら、お早めのご予約をお願いいたします。

 

暑いので、皆さんお気をつけてお過ごしくださいね。

 

 

BLOG

2018.7.17

スケールは何で必要なの?

スケールっていう言葉、皆さん聞いたことありますか?

何か知っていますか?

 

♪あなたも知ってます

ピアノの鍵盤があります。

白い鍵盤だけ押せばドレミファソラシド聞こえますね。

 

あれがスケールです。

 

かえるの合唱のメロディーはドレミドレミソミレドレミレ~ってなってますよね。

いろんな曲がドレミからできています。

 

スケールとは音階とも呼ばれます。

 

ポピュラー音楽の大半は、このスケールといったものを基に、

曲のメロディーやコードを創り出しています。

 

メロディーや、コードがない曲を探す方が難しいですよね。そのため、スケールは必要になるわけです。

 

 

♪スケールは練習しなくちゃいけない?

 

音楽を普段話している日本語と考えてみると、

スケールとはあいうえおの50音の様なものです。

 

はじめたばかりの初心者の間は、会話もまだ出来ない状態です。

 

その状態でスケールをがっつりと練習する必要はありません。それよりも必要なのは演奏の練習です。

押さえるコードの種類など、少しずつ出来る事を増やしていくだけで問題ありません。

 

 

上達してきたら人と音楽で会話をしていけるように、音楽のあいうえお50音(スケール)を覚えていきましょう。

 

 

♪ちょっと想像してみてください

 

普段聞いてる音楽の中にはいろんなタイプの曲があります。

明るい曲や、悲しい雰囲気の曲、民族的な雰囲気の曲などたくさん… なんでこんな雰囲気の違う曲が存在するのでしょうか?

 

実はそれがスケール達なのです。

明るい暗い民族的… スケールにも色んな種類があります。

 

この雰囲気のことをカラーと呼びます。様々なカラーを持ったスケールがあります。

 

 

 

最初に学ぶのが メジャースケール(長音階)です。

 

 

 

♪メジャースケール(長音階)の音の並び方

 

それでは2弦の1フレットお押さえてみましょう。

そこから2弦だけを使って動いていきます。

 

2フレット動く時は全音(以下、全)とよび、1フレット動く時は半音(以下、半)といいます。

 

 

これで皆さんの知っているドレミファソラシドになりますね。

 

 

 

♪ナチュラルマイナースケール(自然的短音階)の音の並び方

 

メジャースケールに対して、マイナースケールというものがあります。

正確にいうとナチュラルマイナースケール。ここでは理論的な内容は省きます。

 

このスケールは先と違う間隔で演奏します。

 

違った雰囲気がしませんか? これがカラーの違いです。この音階はナチュラルマイナースケールと呼びます。

このように異なる雰囲気を持つスケールがたくさん存在します。

 

スケール使って、一体どうするんだ!?」と思いますよね。

 

そこで、次にレベル別にどうやってスケールを使えば良いか説明します。

 

 

 

 

♪効率的なスケールの吸収法

 

まずギター歴が数ヶ月の初心者の方:

低いポジションでひとつだけメジャースケールのポジションを練習してください。

目的:運指練習です。

 

 

ギター歴が半年くらいの初心者の方:

ポジションを三つ覚えましょう。

目的:運指練習です。一つは最初に覚えたので、あとの二つは低いポジションと高いポジションのひとつずつ覚えてください。

 

 

それも覚えられた方:

頑張ってあと二つ覚えましょう。そうすればメジャースケールの5ポジションと呼ばれる基本的なポジションは OK です。

目的:アドリブなどへの基礎準備

 

 

中級者を目指す皆さん:

この五つに加えて、一本の弦につき、3 音弾くスリーノート・パー・ストリングと 呼ばれる7つのポジションを練習しましょう。

目的:アドリブの演奏性を高くするための基礎準備

 

なんだか、色々あるんだなぁ…スケールって7つも覚えないとだめなの?そんな気がしてしまいますよね。

必ずしも覚えないといけないという事はありませんが、しっかり上達したいという方には必須ポジションです。

 

アドリブをしない人でも、簡単なソロを弾けるようになりたいですよね。コード弾きにオカズを入れたり。

そういった時にも役立ちますので、5ポジションまでは頑張って覚えておくと良いですね。

 

 

それにこの覚え方 「5ポジション ⇒ スリーノート・パー・ストリング」で部分的に似ているところもあるため、

全く新しいポジションをはじめから覚えるよりも、少し覚えやすいと思います。

 

 

 

ポジショニングについては非常に大切な事なので、また別記事に書きます。

 

 

 

本日の締め

・スケールはメロディーやコードの元になる大事なものです

・メジャースケールを覚えましょう

・色んなカラーをもったスケールが存在します

・5ポジションを覚えたら、スリーノートパーストリングというポジションを練習すると効率的

 

 

 

BLOG, 【A】ギター初級者

2018.7.16

ミュージシャンとして可能性を広げるための心構え

ギタリストとして上達してきたら、もっと良いミュージシャンになるためにはどうすれば良いのだろう…

今日はそんな事を考えている方のために記事を書きます。

 

 

ミュージシャンとして可能性を広げるために

 

何が必要なのでしょうか?

可能性を広げる前に、、

自分=ギタリストという見方から、まずは視野を広げてみましょう。

 

①あなたはギタリストである。

②あなたはギタリストでありバンドの一員である。

③あなたはバンドの一員でありミュージシャンである。

 

 

ギタリストとしての視野

テクニックや、機材、マニアックなスケールなどへの拘りばかり見せて、他の事が見えていないギタリストがたくさんいます。

これは①の状態であるのは明らかですね。

もちろんこれらはミュージシャンシップを高めるために大事な要素ですが、これらにフォーカスを当てすぎて他の事が見えなくなってしまうと…

数年後も同じ状態だったらと思うと怖いですね。

 

考え方を変えないと、いくら練習してもこの中から抜け出せません。

けど、心配しなくても気付けばすぐに抜け出せます。

 

 

 

バンドの一員としての視野

そこで②バンドの一員であるという事への意識を持ってください。

そうすると、音楽にはギター以外の楽器がたくさんある…

ギターってジャンルによってこれだけ存在感が違うんだ!

そしてアンサンブルする上でのリズムの感じ方や、アプローチなどが実践的に理解できるようになるはずです。

 

 

ミュージシャンとしての視野

色んな定義がありそうですが、ここでは一つだけお話します。

 

「聞いてくれる人のために演奏する」

自分自身のためだけではなく、自分以外の誰かのために演奏する事ですね。

気持ちを込めて演奏するのも大事ですし、クオリティの高い演奏をするのも大切です。

簡単な事ではありませんが、この段階で得られる感動や喜びは他に代えられません。

 

 

 

 

自分が興味のない音楽も否定しない

誰でも好き嫌いはあります。ただ、もう少し正確な言葉で表現するとそれは「好み」です。

自分が好みでない音楽でも、嫌いとレッテルを貼るとどうなるのでしょうか?

 

なんと!自分が魅力に気づいていないだけかもしれない、素晴らしい音楽にどんどん気付けなくなるんです。

自分の音楽性を豊かにしてくれるのはいつも新しい発見です。

嫌いではなく「好みではないけど、学ぶものがあるかもな…」と考えると、視野が広がって良いのではないでしょうか。

それに実際、長年食わず嫌いだったのを後悔する事、たまにありますよね?

 

私も28歳まで納豆のネバネバが嫌で食わず嫌いしていたんですが、ふとしたきっかけで今ではほぼ毎日くらい食べてます。

 

 

ルーツを探る

私たちの普段聞いている音楽には、かならず元(根源)があるのです。ルーツと言います。

そのルーツというやつを掘り下げれば、より本物らしさを持った音楽になります。

 

具体的に言うと、あなたに好きなアーティストが居たらその人の出身地とか気になりますよね?

その人がどんな性格に育って、どんな音楽を聞いて今の様なミュージシャンになったかを知るという事です。

 

これは「古いものを学ぶためだけのもの」と狭義的に捉えてしまわないようにしてください。

温故知新という言葉がありますが、この言葉の通りです。

 

 

新たな可能性を広げるためにも、ルーツを知る事が大切なんです。

 

 

何で?

 

 

よく考えたら何事も、本当に新しく生まれたものなんて方が少ないですよね。何かしらお手本や、大元になるものがありますもんね。

源流をよく探ると、実は新しい発見が隠れています。

だから新しい事をしようと思ったら、ルーツにもどることも大切なんです。

 

 

 

本日の締め

 

・ギタリストとしてだけでなく、バンドの一員、ミュージシャンとしての視野へ広げていきましょう

・あまり嫌いなものを増やさない。新しい発見が少なくなっていく危険性があります

・ルーツを探ると、古い事を知るだけでなく、実は新たな発見が生まれます

 

 

BLOG, 【G】向上への心得

2018.7.12

【初心者必見!】正しいパワーコードの押さえ方

パワーコードを押さえたい、もしくは弾けるけどキレイに音がならない、といった方へ向けた記事です。

(今回ご紹介するパワーコードはエレキギター向けのものです)

パワーコードがどんなものか簡単に説明しますと、ド ミ ソ の3音でできている「C」コードがあります。

それに対し、パワーコードは3番目の音がありません。つまりドとソの2音だけです。

 

実は難しい?パワーコード

パワーコードは意外と押さえるのが難しい。中級者でも綺麗に押さえられていない人が結構います。

私もいつも綺麗に押さえようと意識しながら弾いています。

 

2本の指を正しく置く

2本の指で押さえるだけでも、はじめは大変ですよね。慣れている人も、「時々音が汚くなっちゃうんだよな~」という方。

この記事に詳しく書きました。実践して一緒に改善していきましょう。

 

 

 

手順

まずは自分の体とギターボディを密着。ネックを地面と平行に構えて下さい。

人差し指を6弦の1フレットにおきます。

 

当たり前ですが、まずちゃんと座れていない・構えられていないと練習もはかどりません。

写真では少し斜めに指が置かれています。指先が自分の脇の方を向くように指先で押さえます。

この時点では大体適当に指を置けば問題ありません。指先は音が出るぶんだけ力を入れれば大丈夫です。

次に薬指を5弦3フレットにおいてください。

これで2本の指がフレットを押さえていますが、ここで薬指の方に意識をもっていきましょう。

ここで気をつけたいのが指の関節です。指の関節が伸びてしまわないように気をつけましょう。軽く曲げておくのが肝です。

 

押さえている2本の弦を弾きます。

綺麗になっていなかったら、何度かやりなおして正しいフォームを作っていきましょう。

 

 

手首に気を付ける

この時点で手首などは痛くありませんか? もし痛ければ、手のひらをネックから少し離してみましょう。すると指と手首の角度が変わって少し楽になると思います。

手首の痛さが顕著な場合、即座に練習を中止しましょう。無理は禁物ですので、休憩しながら慣れてください。

 

 

 

× 良くない押さえ方

写真1のように両方の指が斜めに傾いてしまうのは綺麗な音が出にくくなってしまうためいけません。

写真1

 

それからよくあるのが写真2のような押さえ方です。先ほども書きましたが第一関節が潰れてしまうもしくは伸びてしまっている押さえ方。

このような押さえ方は指を痛めてしまうことになりかねません。第一関節が軽く曲がるような押さえ方をしてあげましょう。

写真2

 

最後にもう一度、正しい押さえ方の写真を参考にしてください。

 

 

本日の締め

・パワーコードは人差し指と薬指を正しく置いてください

・人差し指は自分の脇を向くように押さえてください。

・他、諸注意事項に気をつけてください

 

 

 

BLOG, 【A】ギター初級者, 【P】人気記事

2018.7.7

【初心者必見!】練習とは?

毎日たくさん練習しているはずなのに、中々うまくなっている気がしない…

そんな経験ありませんか?

 

今日は私の今までで得た発見が、誰かの役に立つのを願って記事を書きます。

経験上の主観が入りますが、上達したい人の参考になれば嬉しいです。

そもそも何で練習するのか?

 

ギターを楽しみたい?

上手くなりたい?

家族や友達とのコミュニケーションしたい?

ライブをしたい?

プロになりたい?

単に練習が好き?

 

正解はありません。あなたはどれでしょうか?

 

 

一つの法則

 

人間は向上します。

少しでも良くなりたい、成長したいって思いますよね。私たち人間は向上するのが大好きなんです。

 

初心者に必要な練習とは

 

初心者の内は僕もそうでしたが、

とりあえず演奏できそうな曲をいろいろ弾く事。

 

曲が難しすぎると、ギターって難しいものなんだという固定概念がついてしまってよくありません。

こちらの記事で、初心者がはじめに選ぶと良くない曲などについて書きました。

 

また練習=苦ではありません。

 

独学で挫折する人がとても多いのは、いきなり難しい曲にチャレンジしすぎな事です。

経験者に質問すれば曲の難易度くらい分かりますし、聞いて頂ければ私もお答えしますのでご相談くださいね。

 

 

 

向上とは?

 

「好きな曲をカッコよく弾きたい」

そう思いませんか?

 

それが、向上なのです。最初の内はそれだけで良いんです。

 

もちろん「カッコよく」 の定義は人それぞれですね。

 

ただし、ギタリストの”レベル”によってこの「カッコよく」というものの定義が変わってくるんです!

あなたに当てはまりそうなものを見つけて下さい。

 

 

初心者の場合(STEP 1,2,3)

 

STEP1

「何となく歌が歌えそうな感じでコードをジャカジャカ弾きたいな~」

「簡単そうなメロディとか、ちょっと美味しいフレーズを弾いてみたいな~」etc

これで完璧です!その調子でたくさんの曲を練習していきましょう。

 

 

STEP2

STEP1が余力をもって達成できるようになると、次にこんな事を考えると良いでしょう。

「あ、リズムはメトロノームに合っているかな…ちょっとハシってるかも?」

「やべ、もしかして16分音符のピッキングが正確に弾けてないんじゃない?」etc

良いですね順調!基礎練しながら頑張ってください。

 

 

STEP3

そして更に上達してきた人は、次にこんな事を考えると良いでしょう。

「スケールって上手い人達は皆弾いてるの?何から練習すれば良い?」

「え、アルペジオってコードをバラバラに演奏するだけじゃないの?」etc

こんな疑問が湧いてきたら、あなたは立派な中級者への階段を登っています。

 

 

中級者の場合

「好きな曲をカッコよく弾きたい」の内容がより専門的になってきます。

 

「何かが本物と違うよなぁ。もっと本物っぽい弾き方や音作りがしたいな。」

「色気のあるニュアンスで演奏できるようになりたい」(気になるあの娘にカッコ良いところみせたい…上達する正常な男子ギタリストです(笑))

「毎回おんなじソロやバッキングじゃ物足りない。アドリブでもっと表現力を高めたい!」

 

音楽を更に楽しむのに何が必要か? そんな事に、意識が働くようになってきます。

尚、中級者~上級者は更にステップが細分化されますのでこの記事では触れません。

 

 

基礎練習に悪いイメージを持たない

 

よく言われてますよね、基礎練習は大切だって…

私もあんまり言い過ぎるとジジ臭い気がして嫌なんですが。

やっぱり、基礎練習は大事です。

 

これを回避して上手くなろうとするのは、側転ができないのにバク宙をやろうとしているのと似ています。

 

しかしあくまで「好きな音楽をカッコよく弾けるようになりたい」ための基礎練習です。

苦しい、嫌いなものをやるための基礎練習ではありません。

 

私はよく基礎練習は大切ですがそれだけではなく、曲の練習も楽しんでやって下さいと生徒さんにお話ししています。

私の生徒さんには数倍効率の良い方法で身に付けられるように、ベーシックトレーニングは入念にカリキュラムを作り、どのようなクセがあるかを判断した上で指導しています。

 

 

本日の締め

 

・練習で大事なのは、自分の目的に合わせて向上する事です。

・初心者も中級者も問わず、今の自分における「好きな曲をカッコよく弾けるようになりたい」を追及すると良いでしょう。

・基礎練習に悪いイメージを持たないこと。

 

 

 

 

 

BLOG, 【G】向上への心得, 【H】効果的な練習法

2018.7.5

アコースティックギターのレコーディング実習

先日は専門学校の実習の一環で、レコーディングやエンジニアリングを学ぶ学生さんのために

アコースティックギターの演奏をしてきました。

学生さん達が行うのは、実際のプロジェクトを想定した

セッションの立ち上げから、セッティング、レコーディングそしてラフミックスを作るまで。

2コマ(1コマ90分授業)続きで、2チームそれぞれ、J POPとギターインストゥルメンタルのバラードと内容を変えて録音しました。

 

ギタリストはレコーディングについての知識が必要か?

必ずしも必要ではありません。しかし自身の音楽活動に創作活動もやっていきたい人やお仕事で将来ギターを演奏したい場合には、是非自宅での録音などから初めていくのをおすすめします。

私がバークリー音楽院に留学した時には、入学する学生は全員音楽ソフトの入ったMacbook Proを購入する事になっていました。

専門職業となるくらいですので、深入りしすぎないでも良い事ですが、ある程度知識があるとレコーディングエンジニアの方とコミュニケーションが取りやすくなります。

 

アコースティックギターでは良く使うマイク

アコースティックギターはマイクを2本以上使用して録音する事がよくあります。

(なぜマイクを複数本使用するかについては、また今後記事を作成します。)

その内1つは非常に頻繁に登場するダイナミックマイクのSHURE SM57です。

もう一本はコンデンサーマイクのAKG(アカゲ)C451を用いました。

どんなマイクを使うかも大切ですが、学生さん達はどの場所にマイクを置く事で、どのような音を録音できるかが分かっていませんでした。

なので、せっかく2本使ったマイクの音も、足すとぼやけた音像になってしまいました。

 

実際に一度とった録音を、エンジニアの卵である彼らと聞いて、プレイヤー目線で思う事を共有しました。

その後マイキングを変えて、録音した音が向上した事に気付いてもらえました。

 

ギターしかない音楽

録音した曲にはリズムギターとリードギターの2トラックを録音しました。

学生さん達にミックスするための時間と撤収する時間が必要なので、なるべく早くOKテイクを出さなければいけません。

ギターしかない音楽なので自分の粗さも丸裸です…。こういう時に如何に基本の出来具合が分かりますね。

何とかいい感じにギターが録音できました。

 

使用したギター

今回は久しぶりのナイロン弦の響きを欲しい曲があったの2本持ち込みました。

20年以上使っているYAMAHAのFG、そしてガットギターはGodinのDuet Nylon。こちらはFishmanのプリアンプもセットで使うのがライブでもレコーディングでもお気に入りです。

 

 

 

 

BLOG

2018.6.29

初心者と中級者って何が違うの?

「初心者と中級者って何が違うんだろう…」

「どのくらいになったら中級者?」

「何年もギター弾いてるけど、私ってもしかして初心者?」

気になるものです。人によって定義にも違いがあるため主観は多くなりますが

ここでは私、田中薫という講師の考える中級者の定義になりますが、その点ご了承くださいね。

中級者を目指す方のご参考になれば嬉しいです。それではじっくり確認していきましょう!

 

定義は人それぞれ

これが中級者だ!という厳密な定義や決まりはありません。

しかしどこかで差をつけないと学習する内容が難しすぎたり、簡単すぎたり・・

こういう問題が起こりますので、ある程度の基準をみて線引きすることが必要です。

 

よくある中級者の勘違い

当然ですが、ギターをはじめた日からが初心者。

でもよくある勘違いが「ある程度指が動くようになってきたら中級者」や「ギター歴が長ければ中級者」という考え方です。

ところが残念ながら実際に拝見すると、初心者レベルのまま・・という事がしばしばあります。

 

わかりにくい、本当のうまさ

本当のレベルとは、表面に見えるものだけでは判断できません。

たとえばギターのテクニックや表現力は目立つけど、楽譜が全然読めない。こういうギタリスト、実はひじょ〜に多いんです。(ドキッ!?)

一定のところまで上達はしますが、かなりの高確率でどこかで上達が止まります。ドキドキ・・

 

上達とは

ギターを演奏する上では、様々な音楽能力のバランスがとれているのが大切と、よくお話します。

なぜかというとそれは、上達とは「上に達する」と書き、その意味は基礎の上に作られていくと考えるからです。

例えばそれは指が早く動く筋力のことだけを基礎と呼ぶのではありません。

 

初級の基礎項目

以下に初級者のための基礎項目の例を書き出します。

 

・効率の良い演奏フォームとフィンガリング

・テクニックの原則を理解(スライド、ハンマリングオン、プリングオフ、チョーキングなど)

・メジャースケール、マイナーペンタトニックスケールを把握

・ダイナミクスをつけた表現力のある演奏

・ダイアトニックのコードネームの意味や平行調、同主調などが理解できる(音楽理論)

・リズムの種類を把握し、書いてあるリズムが弾ける

・簡単な五線譜のメロディーが演奏できる

 

意外にたくさん!

そして、大事なのがバランスです。

多くの初級者の方は、テクニックを中心に練習をされることが多いかと思いますが、

この部分が抜け落ちてしまっているんですね。

 

でも

こんなの動画を見たり、本を読んだだけでは中々バランスよく学習できないと思います。

さらにこういったことを指導できない先生もおそらくたくさんいらっしゃると思います。

で、結局・・中級者になるには何したらいいんだ??

上記をカバーする学習をしましょう

もっとも効率的なのは良い先生に教わることなのは間違いありませんが、独学目的の方のお役に立つように以下のワークをご紹介します。

 

それぞれの項目の何が出来ていて、何が出来ていないか?

この図は私が教室でレッスンを行う生徒さんに対して上達基礎6項目をグラフ化したものです。

現在の自分を「目で見て」確認して頂いています。

画像をプリントアウトして各項目を5点満点で自己採点しグラフを作ってみてください。

本来であれば皆さんの状態を正しく評価できる先生に作ってもらうことが理想ですが、

仮チェック程度に、なんとなく自己採点していただいても大丈夫です。

 

以下採点の参考基準です。

【テクニック5点満点】

右手左手の基礎フォーム、ダウンピッキング、アップピッキング、オルタネイトピッキング

スライド、ハンマリングオン、プリングオフ、チョーキング、ビブラート、ミュート

【スケール5点満点】

Cメジャースケール5ポジション、クロマチックスケール、Aマイナーペンタトニックスケール5ポジション

ナチュラルマイナースケール、トライアド・アルペジオ1〜3弦、2〜4弦、3〜5弦

【表現力5点満点】

自己評価でOK

ブルース、シャッフル、簡単なアドリブなどを含むのが望ましい

【理論5点満点】

音楽の三要素、音名、インターバル

三和音、四和音、ダイアトニックコード、ディグリーネーム

平行調・同主調、サークルオブフィフス、コードファンクション、ドミナントモーション

【リズム5点満点】

ストレートな8分ストローク、16分入りストローク、ロックリフ、アクセント

シャッフルリズム、カッティング

【読譜5点満点】

(リズム)4・8・16分音符、タイ

(メロディ)童謡など数曲、KeyCのジャズスタンダードのテーマ1曲

 

どうでしたか?

採点するのも少し大変だったでしょう?というか採点すらするのも面倒ですよね(笑)

私はいつも何十人もの生徒さん1人1人の上達具合を上記のグラフにしてお渡ししています。

「あ〜、俺って上達してるのかな?」と漠然と不安になる方も多いでしょう。

自分が取り組んだことがこうして視覚的にわかることで、前進していることを実感できます。

 

そして

次に何をするべきか考えて練習を頑張りましょう!大事なのはやはり行動、練習です。

でも難しそう?・・そんな方に向けてこちらに中級レベルになるための、ちょっとしたコツも書いてます。

お時間があったら覗いてみてくださいね。

 

ご覧いただきありがとうございました。

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2018.6.27

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