曲の練習をしていても、コピーしたアーティストが何か違う演奏をする事ってありますよね?
CDをたくさん聞いて予習していざライブへ!・・と思ったら、なんかCDとちょっと違う演奏をしていたり。でも、何だかんだと言っても、やっぱりライブはいいですよね?
何が違うんでしょうか?
生徒さんとの会話で
この記事を書くきっかけになったのが、生徒さんと練習していたあるポップス曲です。
私が演奏したところ、気付かなかったのですが楽譜と違うパターンになっていました。
「見本」というつもりでやっていますから基本的に楽譜通り弾いたものを聞いてもらうのですが、気分に合わせて少し違うパターンが出てきてしまう事があります。
さてここで問題なのは、これを「間違い」と捉えるかどうか?です。
皆さんはどう思いますか?
正解は
場合による。身もふたもないような答えですね。
この場合には楽譜とは違ったのですが、生徒さんは気に入ってくれました。私も問題なく良い感じだったと思います。なのでOKです。
しかしリズムパターンを変えたことによってギターはかっこよくなったけど、違う曲っぽくなってしまったり、他の楽器とのリズムの組み合わせが悪くなったとなればNGです。
このように場合によって「楽譜と違う事」が「正解」になったり「間違い」になったりします。
明らかな間違い
たとえばCmaj7と書いてあるのにCm7のコードを弾いてしまった・・
これは普通に間違いですね。
この場合
楽譜とリズムが違うけど良い感じに訳ですね。ここで楽譜にないものが生まれました。
たとえばジャズを演奏する時にはフェイクをしながらメロディを演奏します。(フェイク・・元のメロディを歌いまわしを変えて演奏する事)一応楽譜はありますが、アレ通り演奏してものっぺらぼうのようなつまらない演奏になってしまうからです。
元々楽譜になかったものが足されて曲の雰囲気が変わった訳です。
ですから楽譜にないから「間違い」と思ったけど「正解」になる事もあるのです。
判断するポイントは?
これはセンスを磨いていくことです。ここでいうセンスとは感覚や感性という意味です。
これを言うと大抵の人が「自分にはセンスや才能なんてないから・・」と仰います。それは違います。感覚と感性は磨くんですよ。
上達していく事で、本当の「間違い」と「正解になる間違い」が、よくわかるようになります。
そして「正解」は、1つではなくたくさんあることも分かるようになります。
実は上級者になるほど
楽譜に書いていないものを演奏する能力が求められます。
でもこれは特別な才能が必要な訳ではなく、色んな音楽を学んでいくうちに自然と身に付いていくものなんです。
本日の締め
・楽譜に書いていないものを演奏するのは間違いとは限りません
・正解はひとつではなく、たくさんあります
・上達しながら音楽への感覚と感性を磨いていってください
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2018.11.2
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