コードには役割があるのをご存知ですか?
トニック、サブドミナント、ドミナント といいます。
言葉くらいは聞いた事があるかもしれませんね。
でもそれらがどんな役割を持ったものかを知っておくのが大切ですよ。
音楽は流れていく
音楽は時間芸術というくらいですから時間とともに流れを考えていかなくてはなりません。
曲がスタートして最終的にお家に帰るような流れを作れば良いわけです。お家という事なので「ホッ…」とした感じを目指したいという事です。
これがトニックです。安定感とも呼びます。トニックはⅠとⅢmとⅥmのコードです。これで終わるとホッとします。キーがCの時は、CとEmとAmコードがトニックです。
「安定してる感じ」
寄り道したい
いきなり家に帰るのは面白くないですよね。
だから色んな所に寄り道をします。すると、家ほどの心地よさはありませんから、家に着いた時の感動がふくらむのですね。
○ちょっと不安定な感じなのがⅡmとⅣのサブドミナントです。キーがCの時はDmとFコードがサブドミナントです。
○もっと不安な感じがするのがⅤのドミナントです。キーがCの時はGコードがドミナントです。
「はやくトニックに解決したいな・・」
王道!寄り道からの帰還
このドミナントにセブンスをつけることで(G7にすることで)「あ~不安やわあ…」から 「あ~良かった、家につけたわぁ!」 的なトニックへの流れをより一層強めます。
このドミナントセブンス → トニック というの動きをドミナントモーションといいます。
例外
勘のいい方は気付いたかもしれませんね。 Ⅶmb5がない! どうなってるの?
Ⅶmb5は別名 Ⅶdim(セブン・ディミニッシュト・コード)と呼びます。
日本の音楽理論の多くがこのⅦdimのことをドミナントとして扱うのですが
このⅦ番目のコードがドミナントとしての役割をする事はほぼありません。ですのでこのコードはどこにも属さないのです。
詳しく説明するとそれだけで一記事分になってしまいますので、こちらはまた機会に書きます。
四和音にしても同じ
Ⅰmaj7とⅢm7とⅥm7 が トニック
Ⅱm7とⅣmaj7 が サブドミナント
Ⅴ7 が ドミナント
Ⅶm7b5 は何にも属さない
※あくまでイメージです。
本日の締め
・コードには3つの役割があります。トニック(安定)、サブドミナント(やや不安定)、ドミナント(不安定)といいます。
・ドミナントからトニックへの動きかたのことをドミナント・モーションといいます。
・トニックがⅠ、Ⅲm、Ⅵm。 サブドミナントがⅡm、Ⅳ ドミナントがV 何にも属さないのがⅦmb5です。
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2018.10.18
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